﻿1
00:00:32,311 --> 00:00:42,311
♪♪～> 00:04:04,356
（入街審査官）おかえりなさい。→

9
00:04:04,356 --> 00:04:07,359
ピカソは　お好きですか？
（沙布）はい。　あ…。

10
00:04:07,359 --> 00:04:12,359
残念ながら　ＮＯ．６への
持ち込みは禁止されています。

11
00:04:19,371 --> 00:04:22,374
ふっ！　うっ！　んっ！→

12
00:04:22,374 --> 00:04:25,377
うっ！　あぁ…。

13
00:04:25,377 --> 00:04:28,380
（老婦人）
ＮＯ．６は久しぶりですか？

14
00:04:28,380 --> 00:04:31,383
えっ？
（老婦人）里帰りかしら？

15
00:04:31,383 --> 00:04:35,403
ええ　まぁ…。　あの　どうして？

16
00:04:35,403 --> 00:04:39,324
あら。　だって　外からの人は
めったに来ないし→

17
00:04:39,324 --> 00:04:41,326
すぐ分かりますから。

18
00:04:41,326 --> 00:04:44,329
あなたは
ごく自然に　身に着けていたけど→

19
00:04:44,329 --> 00:04:48,333
みんな
これが気になるみたいでね。

20
00:04:48,333 --> 00:04:52,337
だから
ああ　ＮＯ．６の人だなって。

21
00:04:52,337 --> 00:04:56,341
じゃあ　どうして久しぶりって？
（老婦人）う～ん…。

22
00:04:56,341 --> 00:04:59,344
何て言ったらいいのかしらねぇ。

23
00:04:59,344 --> 00:05:03,348
雰囲気…。　風かしら。
（沙布）「風」？

24
00:05:03,348 --> 00:05:06,351
そう。　あなたの周りだけ→

25
00:05:06,351 --> 00:05:09,351
風が吹いているような
感じなんですよ。

26
00:05:14,359 --> 00:05:16,361
（電子音）

27
00:05:16,361 --> 00:05:26,371
♪♪～

28
00:05:26,371 --> 00:05:41,319
♪♪～

29
00:05:41,319 --> 00:05:44,322
（少年）おー！　すげぇ！
（少女）カワイイ！

30
00:05:44,322 --> 00:05:46,322
（老婦人）あらまぁ！

31
00:06:05,343 --> 00:06:07,343
おばあさま…。

32
00:06:20,358 --> 00:06:26,364
冷たい…。
どうして　こんなに冷たいの？

33
00:06:26,364 --> 00:06:29,367
（職員）おばあさまは
幸せに　逝かれました。

34
00:06:29,367 --> 00:06:34,372
苦しみも悲しみもなく　静かに…。

35
00:06:34,372 --> 00:06:36,308
「幸せに」？→

36
00:06:36,308 --> 00:06:41,313
おばあさまは…。
祖母は幸せだったのでしょうか？

37
00:06:41,313 --> 00:06:43,315
（職員）えっ？

38
00:06:43,315 --> 00:06:45,317
（沙布の祖母）
《あしたも　あさっても→

39
00:06:45,317 --> 00:06:49,321
何をしていいか分からないの》

40
00:06:49,321 --> 00:06:52,324
本当に幸せだったのでしょうか？

41
00:06:52,324 --> 00:06:55,327
当たり前じゃないですか。
黄昏の家ですよ。

42
00:06:55,327 --> 00:06:59,331
誰もが穏やかに
人生を終えられる場所です。

43
00:06:59,331 --> 00:07:02,331
幸せに決まってるでしょう。

44
00:07:05,337 --> 00:07:08,340
あっ　これを。→

45
00:07:08,340 --> 00:07:11,340
ご遺品です。

46
00:07:21,353 --> 00:07:24,356
これだけですか？
（職員）はい。

47
00:07:24,356 --> 00:07:37,302
♪♪～

48
00:07:37,302 --> 00:07:40,305
（沙布の祖母）
《沙布。　どんなに離れていても→

49
00:07:40,305 --> 00:07:44,309
私たちは
心の糸で結ばれていますからね》

50
00:07:44,309 --> 00:07:49,314
（沙布）《おばあさまが
編み棒を捨てるはずない…》→

51
00:07:49,314 --> 00:07:55,314
《おばあさま　本当に
黄昏の家で幸せだったの？》

52
00:07:57,322 --> 00:07:59,322
あっ！

53
00:08:01,326 --> 00:08:05,330
匂いがしない。

54
00:08:05,330 --> 00:08:09,330
しない。　おばあさまの匂いが…。

55
00:08:11,336 --> 00:08:21,346
♪♪～

56
00:08:21,346 --> 00:08:36,294
♪♪～

57
00:08:36,294 --> 00:08:38,296
（起動音）

58
00:08:38,296 --> 00:08:41,299
紫苑。
どうなってるの？　この街は。

59
00:08:41,299 --> 00:08:43,301
（アラーム）

60
00:08:43,301 --> 00:08:45,303
（沙布）接続不可？

61
00:08:45,303 --> 00:08:48,306
何？　何があったの？

62
00:08:48,306 --> 00:08:52,310
登録抹消？　重犯罪者？

63
00:08:52,310 --> 00:08:56,310
紫苑が　そんなこと
するはずないじゃない！！

64
00:09:00,318 --> 00:09:03,321
（火藍）はい。
（莉莉）パン焼ける匂いって→

65
00:09:03,321 --> 00:09:06,324
いい匂いだね。
（火藍）そうね。→

66
00:09:06,324 --> 00:09:10,328
家で　誰かが待っていてくれる
幸せの匂い。→

67
00:09:10,328 --> 00:09:14,332
ほら。　早く　おうちに帰りなさい。
（莉莉）うん！

68
00:09:14,332 --> 00:09:17,335
（沙布）ハァ…　ハァ…。

69
00:09:17,335 --> 00:09:19,337
（火藍）沙布？

70
00:09:19,337 --> 00:09:22,340
まあ！　しばらく見ないうちに→

71
00:09:22,340 --> 00:09:26,344
ずいぶん奇麗になって。
驚いたわ！→

72
00:09:26,344 --> 00:09:30,348
だけど　あなた
確か　交換留学生として→

73
00:09:30,348 --> 00:09:33,351
他の街に行ったんじゃなかった？

74
00:09:33,351 --> 00:09:36,287
（沙布）祖母が亡くなったので
帰ってきました。

75
00:09:36,287 --> 00:09:39,290
おばあさまが？　まあ…。

76
00:09:39,290 --> 00:09:43,294
あなたの
たった１人の肉親なのに…。

77
00:09:43,294 --> 00:09:46,297
（沙布）嘘ですよね？
（火藍）えっ？

78
00:09:46,297 --> 00:09:49,300
全部　嘘ですよね？

79
00:09:49,300 --> 00:09:54,300
≪（雷鳴）

80
00:09:59,310 --> 00:10:01,310
雨が降りそうね。

81
00:10:04,315 --> 00:10:08,319
彼は　矯正施設になんか
収容されていない。

82
00:10:08,319 --> 00:10:13,324
どこかに逃げたんですよね。
そうなんでしょ？　おばさま。

83
00:10:13,324 --> 00:10:15,326
なぜ　そう思うの？

84
00:10:15,326 --> 00:10:19,330
（沙布）おばさまが　とても
落ち着いていらっしゃるから。→

85
00:10:19,330 --> 00:10:23,334
一目見て分かりました。
絶望してないって。

86
00:10:23,334 --> 00:10:27,338
息子を失った母親の
顔じゃないって。

87
00:10:27,338 --> 00:10:30,341
≪（雷鳴）

88
00:10:30,341 --> 00:10:36,281
≪（雨音）

89
00:10:36,281 --> 00:10:41,281
おばさま。　紫苑は
ＮＯ．６の外にいるんですね？

90
00:10:49,294 --> 00:10:51,296
やっぱり…。

91
00:10:51,296 --> 00:10:54,299
紫苑は　どこに？

92
00:10:54,299 --> 00:10:58,303
（火藍）西ブロックよ。
それだけしか分からないわ。

93
00:10:58,303 --> 00:11:02,303
西ブロック…。　そうですか。

94
00:11:05,310 --> 00:11:08,313
待って！　紫苑のいる所　聞いて
どうするの？

95
00:11:08,313 --> 00:11:10,315
（沙布）会いに行きます。
（火藍）えっ！

96
00:11:10,315 --> 00:11:13,318
沙布！　何　言ってるの！→

97
00:11:13,318 --> 00:11:16,321
あなた　西ブロックが
どんな所か分かってるの？

98
00:11:16,321 --> 00:11:18,323
（沙布）分かってません。→

99
00:11:18,323 --> 00:11:21,326
恐ろしい場所だということは
聞いてます。　でも　行きます。

100
00:11:21,326 --> 00:11:23,328
（火藍）
そんなことしたら　ここには…。

101
00:11:23,328 --> 00:11:28,333
（沙布）二度と帰ってこれなくても
後悔なんてしません！→

102
00:11:28,333 --> 00:11:33,338
会いたい…。　紫苑に会いたい。
（火藍）でも　沙布…。

103
00:11:33,338 --> 00:11:35,338
（沙布）彼のこと愛してます！

104
00:11:41,279 --> 00:11:44,282
（沙布）愛してます　本気で。

105
00:11:44,282 --> 00:11:48,282
ずっとずっと　彼だけを愛してた。

106
00:11:55,293 --> 00:11:57,295
（火藍）ありがと　沙布。→

107
00:11:57,295 --> 00:12:02,300
私ね　ずっと
独りで耐えてると思ってた。

108
00:12:02,300 --> 00:12:05,303
でも　あなたがいたのね。

109
00:12:05,303 --> 00:12:09,307
紫苑のこと
思ってくれる人がいた。→

110
00:12:09,307 --> 00:12:11,309
ありがとう。→

111
00:12:11,309 --> 00:12:14,312
でもね　あの子は→

112
00:12:14,312 --> 00:12:16,314
あなたが危険を冒してまで
会いに来ることを→

113
00:12:16,314 --> 00:12:19,317
決して望んでないわ。

114
00:12:19,317 --> 00:12:22,320
紫苑の気持ちなんて
関係ないんです。

115
00:12:22,320 --> 00:12:25,323
（火藍）えっ？
（沙布）わがままなんです。

116
00:12:25,323 --> 00:12:29,327
私　ただ待ってるなんてできない。
会いたくて　たまらない。

117
00:12:29,327 --> 00:12:33,331
だから行くんです。　それだけ。→

118
00:12:33,331 --> 00:12:38,269
私　母親じゃないから
おばさまみたいに強くなれない。→

119
00:12:38,269 --> 00:12:43,269
もし…。　もし　このまま
彼が帰ってこなかったら…。

120
00:12:50,281 --> 00:12:54,285
（沙布）おばさま。
もう一つだけ　聞いていいですか？

121
00:12:54,285 --> 00:12:58,289
彼のそばには　誰がいるんです？
（火藍）えっ！

122
00:12:58,289 --> 00:13:02,293
ネズミかしら…。
（沙布）「ネズミ」？

123
00:13:02,293 --> 00:13:05,293
（火藍）ええ。
それしか分からないわ。

124
00:13:07,298 --> 00:13:12,298
ありがとうございました。
おばさまに会えてよかったです。

125
00:13:17,308 --> 00:13:21,308
≪（ドアの開閉音）

126
00:13:28,319 --> 00:13:30,319
あっ。

127
00:13:35,326 --> 00:13:38,326
（沙布）《紫苑　待ってて…》

128
00:13:42,333 --> 00:13:44,335
治安局…。

129
00:13:44,335 --> 00:13:46,335
（治安局員）沙布さんですね？

130
00:13:48,339 --> 00:13:50,339
沙布さんですね？

131
00:13:53,344 --> 00:13:57,348
（沙布）
やめて！　嫌っ！　放してよ！→

132
00:13:57,348 --> 00:14:01,352
うっ！　誰か！？　嫌っ！→

133
00:14:01,352 --> 00:14:04,355
私が何をしたっていうの！

134
00:14:04,355 --> 00:14:06,355
紫苑！！

135
00:14:08,359 --> 00:14:12,363
（カラン）どうしたの？
（紫苑）ううん。　何でもない。

136
00:14:12,363 --> 00:14:15,366
ちょっと思い出したんだ。
何を？

137
00:14:15,366 --> 00:14:19,370
そのセーターを着てた子のことを
ちょっとね。

138
00:14:19,370 --> 00:14:21,372
女ね？
おいおい！

139
00:14:21,372 --> 00:14:25,376
それ　ネズミだって着てたんだよ。
男か女かなんて…。

140
00:14:25,376 --> 00:14:28,376
女よ。　女に決まってる！

141
00:14:30,381 --> 00:14:32,383
≪（ドアの開く音）

142
00:14:32,383 --> 00:14:35,403
おかえり。　雨は？
（ネズミ）通り雨だ。

143
00:14:35,403 --> 00:14:38,403
それより　イヌカシが呼んでるぜ。
イヌカシが？

144
00:16:13,317 --> 00:16:15,319
雨　やんでよかったね。

145
00:16:15,319 --> 00:16:19,323
（力河）早くしろや。
臭くって　たまんねえよ。

146
00:16:19,323 --> 00:16:23,327
（イヌカシ）黙って持ってろ！
おふくろの　きょうだいだ。

147
00:16:23,327 --> 00:16:27,331
じゃあ　君のおじさんってことか。
そうなるかな。

148
00:16:27,331 --> 00:16:30,334
これで　おふくろの思い出話をする相手が減っちまった。

149
00:16:30,334 --> 00:16:33,337
だけど　臭えんだよ！

150
00:16:33,337 --> 00:16:36,340
人間だって　犬だって
死にゃあ臭くなる。

151
00:16:36,340 --> 00:16:39,343
あがいて　しがみついて
それでも死んでくんだ。→

152
00:16:39,343 --> 00:16:42,346
当たり前だろ！

153
00:16:42,346 --> 00:16:47,351
でも　立派に生きた。
ああ。　立派に生きた。

154
00:16:47,351 --> 00:16:49,353
ネズミも手伝えよ！

155
00:16:49,353 --> 00:16:53,357
（力河）お犬さまの亡きがらを
捧げ持ってる役でもいいぞ。

156
00:16:53,357 --> 00:16:56,360
バカバカしい。　どっちも　やだね。

157
00:16:56,360 --> 00:16:59,363
ほっとけ。　あんなやつに
手伝ってもらいたくない。

158
00:16:59,363 --> 00:17:01,365
墓が汚れる。

159
00:17:01,365 --> 00:17:04,368
でも　葬送の歌を
歌ってもらわなきゃ。

160
00:17:04,368 --> 00:17:08,372
魂を送る歌は高いぜ。　銀貨３枚。

161
00:17:08,372 --> 00:17:11,309
ここへ下りてこい！
業突く張りの　いかさま野郎！

162
00:17:11,309 --> 00:17:15,313
喉笛　食いちぎってやる！
ハッ！　笑わせる。

163
00:17:15,313 --> 00:17:19,317
何なら　おじさんの隣に
墓を造ってやろうか。

164
00:17:19,317 --> 00:17:23,321
俺は　墓には入らない！
絶対　生きてやる！

165
00:17:23,321 --> 00:17:25,323
ふ～ん。

166
00:17:25,323 --> 00:17:28,326
（イヌカシ）待て！　このドブネズミ！

167
00:17:28,326 --> 00:17:34,332
何だよ　イヌカシのやつ。
急に　むきになっちゃって…。

168
00:17:34,332 --> 00:17:36,334
力河さん！

169
00:17:36,334 --> 00:17:39,337
（力河）イヌカシから
手間賃　もらっといてくれよな。

170
00:17:39,337 --> 00:17:43,337
俺は　お前に頼まれたもの
揃えなきゃならないんでね。

171
00:17:47,345 --> 00:17:49,345
（ため息）

172
00:17:57,355 --> 00:18:00,358
（メカネズミの鳴き声）

173
00:18:00,358 --> 00:18:02,358
あっ！

174
00:18:04,362 --> 00:18:08,366
やっぱり
冬の凍った土を掘るのは大変だな。

175
00:18:08,366 --> 00:18:12,303
ああ。　でも
ずいぶん軟らかくなったはずだ。

176
00:18:12,303 --> 00:18:16,307
雨上がりだし　春が近いからな。

177
00:18:16,307 --> 00:18:19,310
春か…。

178
00:18:19,310 --> 00:18:23,314
寄生蜂のこと考えたろ？

179
00:18:23,314 --> 00:18:27,318
春になる前に　やつらの羽化が
始まるかもしれない。

180
00:18:27,318 --> 00:18:29,320
そう思うと…。

181
00:18:29,320 --> 00:18:33,324
ＮＯ．６が　どうなるか
面白い舞台だぜ。

182
00:18:33,324 --> 00:18:36,327
最高の主役が演じるのは→

183
00:18:36,327 --> 00:18:41,332
最高の悲劇　最高の喜劇
どちらになるかな？

184
00:18:41,332 --> 00:18:46,337
あそこには母さんがいる。
観客になるわけには　いかない。

185
00:18:46,337 --> 00:18:51,342
あんた　帰るつもりかい？
春までには　一度。

186
00:18:51,342 --> 00:18:54,345
その前に　血清が作れないか
やってみる。

187
00:18:54,345 --> 00:18:59,350
寄生されて生きていられたサンプルは
今のところ　僕だけだから。

188
00:18:59,350 --> 00:19:02,353
天才さまの言うことは　ご立派だ。

189
00:19:02,353 --> 00:19:07,358
ビーカー１つ　注射器１本
まともにない所で　何ができる？

190
00:19:07,358 --> 00:19:10,358
もう　力河さんに頼んだ。

191
00:19:13,297 --> 00:19:15,297
うっ…！

192
00:19:20,304 --> 00:19:23,307
抵抗しないのか？

193
00:19:23,307 --> 00:19:25,309
しても無駄だろ。

194
00:19:25,309 --> 00:19:28,312
諦めが早いな。

195
00:19:28,312 --> 00:19:31,315
命が惜しくないのか？
まさか。

196
00:19:31,315 --> 00:19:35,319
俺が　あんたを殺すわけがない。
そう思ってる？

197
00:19:35,319 --> 00:19:37,319
思ってる…。

198
00:19:40,324 --> 00:19:43,324
フッ…。　フフフフフ。

199
00:19:46,330 --> 00:19:48,332
思い上がるなよ。

200
00:19:48,332 --> 00:19:51,335
そんなことのために
あんたを助けたんじゃない。

201
00:19:51,335 --> 00:19:55,339
余計なことをするな。
時が来るまで　じっとしてろ。

202
00:19:55,339 --> 00:19:58,342
「時」？　時って　いつだ？

203
00:19:58,342 --> 00:20:02,342
俺が　ＮＯ．６に
とどめを刺すときまでだ。

204
00:20:10,371 --> 00:20:12,289
あんたの血だ。

205
00:20:12,289 --> 00:20:16,293
血清なんてバカなこと考えずに
もっと有効に使え。

206
00:20:16,293 --> 00:20:18,295
あっ！

207
00:20:18,295 --> 00:20:22,299
なぜ　そんなに憎む？

208
00:20:22,299 --> 00:20:27,304
君とＮＯ．６の間に　何があった？
なぜ　そこまで憎むんだ？

209
00:20:27,304 --> 00:20:29,306
背中の傷と関係あるのか！？

210
00:20:29,306 --> 00:20:32,309
あんた　まだ分からないのか？

211
00:20:32,309 --> 00:20:35,312
あそこは　周辺から
あらゆる栄養を吸い取って→

212
00:20:35,312 --> 00:20:37,314
自分たちだけが肥え太る
おぞましい…。

213
00:20:37,314 --> 00:20:42,319
寄生都市って言いたいんだろ？
そう。　分かってるじゃないか。

214
00:20:42,319 --> 00:20:46,323
人が　寄生虫と戦う。
当たり前のことだろ。

215
00:20:46,323 --> 00:20:49,323
僕が聞きたいのは
君個人の理由だ。

216
00:20:57,334 --> 00:21:00,337
復讐なのか？

217
00:21:00,337 --> 00:21:03,340
前も答えてくれなかった…。

218
00:21:03,340 --> 00:21:08,345
僕は聞きたい。
知りたいんだ！　ネズミ！

219
00:21:08,345 --> 00:21:13,284
俺とＮＯ．６　どちらを選ぶ？

220
00:21:13,284 --> 00:21:18,289
あんたは　ＮＯ．６を愛し
俺は　憎んでいる。

221
00:21:18,289 --> 00:21:22,289
だからな
俺たちは　いずれ　敵になる。

222
00:21:26,297 --> 00:21:28,299
フッ！

223
00:21:28,299 --> 00:21:32,303
なぜ　君は　何でも二分するんだ？

224
00:21:32,303 --> 00:21:39,310
愛しているか　憎んでいるか。
敵か　味方か。　壁の内か　外か。

225
00:21:39,310 --> 00:21:43,314
そうだ。　その壁を
なくしてしまえばいいんだ。

226
00:21:43,314 --> 00:21:46,317
はあ？
壁を崩せばいい。

227
00:21:46,317 --> 00:21:50,321
そうすれば　ＮＯ．６という
場所自体がなくなる。

228
00:21:50,321 --> 00:21:52,323
内も外も区別できなくなる。

229
00:21:52,323 --> 00:21:56,327
ＮＯ．６を破壊するんじゃなく
消してしまえばいいんだよ。

230
00:21:56,327 --> 00:21:59,330
第三の道だ！

231
00:21:59,330 --> 00:22:02,333
フッ！　ハハハハハ！

232
00:22:02,333 --> 00:22:05,336
そんなに　おかしいか？
ああ。　おかしいよ。

233
00:22:05,336 --> 00:22:08,339
最高の冗句だ。

234
00:22:08,339 --> 00:22:12,276
あんた　天然だけじゃなく
妄想癖まであるのか？

235
00:22:12,276 --> 00:22:16,280
何が第三の道だ！
ただの奇麗事じゃないか。

236
00:22:16,280 --> 00:22:19,283
ネズミ！　僕は　本気で…。
俺は　ごめんだね。

237
00:22:19,283 --> 00:22:23,287
あんたは
逃げ道を探してるだけさ。

238
00:22:23,287 --> 00:22:26,290
自分が傷つかない方法を
見つけようとしてるだけだよ。

239
00:22:26,290 --> 00:22:31,295
違う…。
万が一　壁がなくなったとして→

240
00:22:31,295 --> 00:22:35,299
そこに現れるのは
天国じゃないぜ。　地獄だ。

241
00:22:35,299 --> 00:22:40,304
混乱。　無秩序。　争い。　略奪。

242
00:22:40,304 --> 00:22:43,307
フッ！　フフハハハハ！

243
00:22:43,307 --> 00:22:48,312
無理だよ。　絵の具じゃないんだ
混ざり合うなんて　できない。

244
00:22:48,312 --> 00:22:51,315
どちらかが
どちらかを滅ぼすしかないんだ。

245
00:22:51,315 --> 00:22:53,317
そういう運命なんだよ。

246
00:22:53,317 --> 00:22:58,322
愛と憎しみ。
敵と味方。　壁の内と外。

247
00:22:58,322 --> 00:23:02,326
そして　あんたと俺。
決して　一つには　なれない。

248
00:23:02,326 --> 00:23:05,329
やってみなきゃ分からないだろ。
分かるさ。

249
00:23:05,329 --> 00:23:09,333
少なくとも
僕は　君の敵にならない。

250
00:23:09,333 --> 00:23:14,271
何があっても…。　殺されたとしても君のそばにいる。

251
00:23:14,271 --> 00:23:17,274
奇麗事だ。
決意だ。

252
00:23:17,274 --> 00:23:27,284
♪♪～

253
00:23:27,284 --> 00:23:35,284
♪♪～

254
00:23:44,301 --> 00:23:46,301
（ため息）

255
00:23:55,312 --> 00:23:57,314
（ピアノの音）

256
00:23:57,314 --> 00:24:03,320
♪♪（ピアノの演奏）

257
00:24:03,320 --> 00:24:07,324
（メカネズミの鳴き声）

258
00:24:07,324 --> 00:24:09,324
手紙か…。

259
00:24:13,263 --> 00:24:17,267
（火藍）「沙布が　治安局に
連行された。　助けて。　火藍」

260
00:24:17,267 --> 00:24:19,267
あの女が…。

261
00:24:24,274 --> 00:24:29,279
《いいのか？
紫苑に　このことを教えて》

262
00:24:29,279 --> 00:24:34,284
《そうしたら　きっと　あいつは
ＮＯ．６に駆け付ける》

263
00:24:34,284 --> 00:24:38,288
《たとえ　自分の命が…》

264
00:24:38,288 --> 00:24:53,288
♪♪～

265
00:24:55,305 --> 00:25:05,305
♪♪～


